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By M. Hashimoto

 

夏山に足駄を拝む首途哉--- 黒羽

木啄も庵はやぶらず夏木立--- 雲岩寺

2014.8.9

黒羽は、芭蕉がみちのく入りを前にして鋭気を養ったところなのか、弟子がいたことや、雨が降ったこともあり、何日も滞在しています。大田原市は「芭蕉」で町おこしをしており、黒羽城跡に「芭蕉の館」という資料館があって、奥の細道の資料や郷土資料などが展示されています。
雲岩寺は、黒羽からさらに山の奥に入ったところにあり、『本当にここまで歩いてきたのか?』と思うくらいの距離でした。寺の入口の前に駐車場とバス停がありますが、バスは1日に数本で、バス停に設置されていた『俳句ポスト』の箱のなかには野鳥の巣がつくられていました。

ホテルから見た雲海

黒羽の手前、道の駅裏にあった那須神社。那須与一が扇を射る前に成功を祈ったという故事があり、芭蕉も訪れています。境内には羽黒(黒羽?)トンボがたくさんいました。
ホテルから見た雲海
ホテルから見た雲海

「芭蕉の館」前にある芭蕉と曾良の像。下は芭蕉の句碑。「芭蕉の館」は旧黒羽城の三の丸跡に建てられています。

ホテルから見た雲海
ホテルから見た雲海
黒羽城跡は丘の上にあり、今は公園になっています。外壁の上には展望台があり、市街地を見渡すことができます。(下)
ホテルから見た雲海

ホテルから見た雲海

雲岩寺は、渓谷に架けられた橋を渡り、石段を上がったところにあります。奥の細道のなかでは有名なところですが、交通の便が悪いため、訪れる人が少ないせいか境内は静で、コスモスのまわりをアゲハ蝶が舞っていました。ここにも句碑があります。
ホテルから見た雲海
ホテルから見た雲海
ホテルから見た雲海
ホテルから見た雲海
ホテルから見た雲海