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My Digital Memory

By M. Hashimoto

2018年 北摂地区
2018.3.24

奈良の翌日は、かつて住んでいた北摂地区のお寺や神社を廻ってきました。山の中に長い歴史を持つ神社やお寺がひっそりと建ち、信仰を集めていました。
安満山古墳は高槻市の市民霊園の山上にあり、ここから大阪市内のアベノハルカスや梅田付近の高層ビル群、奈良の生駒山などを見渡すことができます。1997年に発掘された際、木棺や銅鏡、刀、ガラス玉などが埋葬されていたそうです。
若柳神社は島本町の山沿いにあり、701年の創建とされる歴史ある神社です。境内からは木津川、宇治川、桂川の3つの川が合流して淀川となる場所を見渡せるのですが、高層マンションなどで隠れ気味です。駐車場から長い石段を登って境内に着くころには息が切れていました。
若山神社から山の中を走って柳谷観音に着きます。ここは長岡京市になり、弘法大師を祀る真言宗のお寺で、眼病の治癒を願う人々の信仰の場となっています。境内横にある湧水は“独鈷の水”と言われ、霊験あらたかな水として汲んでいく人が多いようです。
長岡天神は菅原道真が九州へ流される際に木像を祀ったのが起源だそうです。境内には梅、桜のほか、ツツジが有名です。
最後は石清水八幡神社へ。かつて来た記憶があるのですが、どういう場所だったのか、どうやって来たのかサッパリ覚えていませんでした。車で行く場合は、狭い住宅街の中をクネクネと進みながら迂回していくことになり、住民の方々に申し訳なくなります。創建は859年と言われ、源氏の氏神として尊崇されました。現在は日本三大八幡宮の一つに数えられます。ちなみに本殿は国宝に指定されています。山崎の戦いで有名な天王山は川を挟んだ向かいにあり、ケーブルで上がったところにある展望台からは、南から京都を望み、右手に比叡山、左手に愛宕山がそびえています。