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My Digital Memory

By M. Hashimoto

九州旅行(鹿児島)

2013.5.4-5

鹿児島中央駅から知覧地区へ。武家屋敷が保存されており、石垣と生け垣が南国の雰囲気を出しています。ここは下級武士の住む集落だったそうで、それほど大きい屋敷ではありません。かやぶき屋根の住居を2つくっつけた家の構造や、男の玄関と女の玄関が別だったなど、当時の様子がわかります。
知覧には、戦前は陸軍の飛行場があり、ここから多くの特攻攻撃が出撃したそうです。現在は特攻平和記館として、飛行機や遺品、遺書などが展示されています。中年の女性は、我が子と同じ年頃の若者の遺書を読んで涙ぐんでいました。下の写真は、映画で使われた隼の復元模型。
知覧から枕崎へ。途中、道路の両側は見渡す限りの茶畑で、こちらでは「知覧茶」や「えい茶」のブランドで売られていました。九州最南端の終着駅である枕崎ですが、現実には1日に6本しか列車が走っておらず、鹿児島中央駅まで1時間半、1770円となります。見物に来ている人も、車で来ている人がほとんどでした。
駅の入口は小さく、場末のキャバレーみたいな看板が少し寂しい風景です。ただし、駅舎は今年の4月末に建て替えられ、新しくなっています。駅に着いたのは午後2時30分頃でしたが、止まっている列車が発車するのは午後4時過ぎです。
枕崎から指宿へ向かう途中にある番所鼻自然公園から見た開聞岳。
JR指宿枕崎線の西大山駅は、JRで日本最南端にある駅です。ホームは片側だけの小さな駅なのですが、観光客はドッと押しかけ、賑わっていました。(下)
大隅半島の東側、太平洋に面したところに内之浦の宇宙空間観測所(ロケットセンター)があります。入場は無料で、車で入っていくことができます。ちなみにハヤブサはここから打ち上げられたそうです。中では直径20m〜30mのパラボラアンテナや発射台、ロケットの模型などが展示されています。