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My Digital Memory

By M. Hashimoto

姿見の池

姿見の池は、かつて宿場町であった国分寺市の恋ヶ窪付近にいた遊女が朝夕に姿を写していた池があったことが伝えられていたものです。都市化に伴い、一度は姿を消してしまいましたが、水辺環境の再生でよみがえりました。

2008.7.21

府中街道のすぐ横にある熊野神社は、車の交通量が多い中で静かな空間をつくっています。
真姿の池が復活するもととなったのはJR武蔵野線のトンネル内で湧き出た水。それが水路となって野川の水源の一つとして流れています。ここは流れ初めの場所。
水流は意外に多く、東京都の湧き水57選に選ばれています。
池の脇にはミソハギらしき花が群生しています。後ろを走るのは中央線の電車。
池の水は今はあまりきれいとは言えませんが、人出を加えずに湿地と池を再生させる方針のようで、魚の放流なども禁止されています。とはいえ、以前、カワセミの写真を撮りに来ていた人がいたくらいなので、見た目ほど汚れていないのかもしれません。