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By M. Hashimoto

お鷹の道


殿ヶ谷戸公園を出て、駅前からみずほ銀行の横の道を進みます。坂を下り、バス通りを右に行くと野川にかかる橋に出ます。ここは国分寺跡からお鷹の道沿いに流れてくる元町用水が野川に流れ込む地点で、橋を渡って野川から左に入る道を進みます。
合流地点のある不動橋。橋のたもとには石碑があります。
住宅街の中を進んでいき、児童遊園を過ぎてしばらく行ったところにお鷹の道の入り口があります。この近辺が尾張徳川家の御鷹場に指定されていたところから用水沿いの道がお鷹の道と呼ばれるようになったそうで、現在は遊歩道として整備されています。
お鷹の道を歩いていくと、やがて真姿の池湧水群があります。湧き水が流れると豊かな緑が武蔵野の雰囲気を残し、多くの人が訪れています。
真姿の池は、848年、絶世の美女といわれた玉造小町が病気に苦しみ、病の平癒を願い全国行脚をした際に、武蔵国分寺で願をかけたところ、「池で身を清めよ」との霊示を受けて快癒したとの言い伝えがあり、現在は弁財天が祀られています。
真姿の池の先にある湧水地。国分寺崖線から湧く水で、環境庁の「全国名水百選」のひとつとしてに選ばれました。ポリタンクなどに水をくみに来る人を多く見かけます。
湧水のすぐ上は階段になっており、都立の武蔵国分寺公園につながっています。
湧水からの流れに沿って続くお鷹の道は、水辺の散策路として整備されています。